2005年 02月 09日
江戸川の土手を歩く |
このブログに書き込む内容をひとことでいえば「江戸川の土手をウォーキングするサラリーマンが見た、四季の景物と折々の雑感」です。
バブル経済がこわれて以来、個人と会社の関係は大きく変わりました。昨今の社会情勢は、若い人よりも高年齢者のほうがきびしい状況だといわれています。それはリストラとか処遇面といった意味だけではなく、公私にわたって生き方・考え方の選択と変革を迫られているということです。先ごろ60歳の定年を迎えたわたしは、まさにそういう世代のひとりでした。
同僚はもちろん、世間のたいていの人々は再就職先をさがしたり資格をとったり、あるいは退職金や年金の計算をしたりボランティア活動を始めたりと、第二の人生への布石を打っていました。しかし、わたしは確たる意思も成算もないまま〈体力づくり〉を選んだのでした。メンバーとなったフィットネスクラブに手応えを感じ始めた時期で、たまたま家の近くに江戸川の土手があり、そこに完璧なロードコースがあったからです。
土手の道を歩き始めてすぐに、わたしは今までにない充実感とハッピーな気分の自分を発見しました。そしてウォーキングによる身体的成果のほかに、このコースを歩く楽しさや、そこでのゆたかな時間という意外な副産物をも得たのです。
ここには今どき得がたい自然がふんだんにあります。この風景のひとつとなって土手の道を歩けば、誰でも詩人や科学者あるいは思想家になります。わたしは、歩くたび見るたびに変わる景物に感銘し啓発されて、俳句をひねるようにもなりました。
折から〈環境〉や〈健康〉がキイワードになっています。ガーデニングやウォーキングもブームです。〈歴史〉〈家庭教育〉〈癒し〉なども話題のテーマです。そして江戸川の土手には、それらすべてがあるように思えました。
それで、土手の道の魅力を紹介しながら「は筋力を鍛える以上に精神活動を活発にする」という発見を語りたかったのですが、残念なことに作家や画家のような表現力がありません。だから、歩くたびに蓄積されふくらんでいく体験や観察をひたすら書き連ねました。
結果、われながらあきれるほどの饒舌ぶりです。どうでもいい余談や私事が多く、疎ましく感じられる面もあるかと思います。けれども個人的な記述をすることが本意なのではありません。ひょんなことから身体改造に取り組んだ、日ごろ無口なおとうさんの「土手の上にも10年」は、〈同世代への共感とエール〉また〈若者からの理解の一助〉となりうると考えたのです。
見たこと、感じたこと、考えたこと、話したいことがあまりに多岐にわたるので、便宜上学校の授業になぞらえて章立てし、テーマ別にカテゴリ分けしてみました。
バブル経済がこわれて以来、個人と会社の関係は大きく変わりました。昨今の社会情勢は、若い人よりも高年齢者のほうがきびしい状況だといわれています。それはリストラとか処遇面といった意味だけではなく、公私にわたって生き方・考え方の選択と変革を迫られているということです。先ごろ60歳の定年を迎えたわたしは、まさにそういう世代のひとりでした。
同僚はもちろん、世間のたいていの人々は再就職先をさがしたり資格をとったり、あるいは退職金や年金の計算をしたりボランティア活動を始めたりと、第二の人生への布石を打っていました。しかし、わたしは確たる意思も成算もないまま〈体力づくり〉を選んだのでした。メンバーとなったフィットネスクラブに手応えを感じ始めた時期で、たまたま家の近くに江戸川の土手があり、そこに完璧なロードコースがあったからです。
土手の道を歩き始めてすぐに、わたしは今までにない充実感とハッピーな気分の自分を発見しました。そしてウォーキングによる身体的成果のほかに、このコースを歩く楽しさや、そこでのゆたかな時間という意外な副産物をも得たのです。
ここには今どき得がたい自然がふんだんにあります。この風景のひとつとなって土手の道を歩けば、誰でも詩人や科学者あるいは思想家になります。わたしは、歩くたび見るたびに変わる景物に感銘し啓発されて、俳句をひねるようにもなりました。
折から〈環境〉や〈健康〉がキイワードになっています。ガーデニングやウォーキングもブームです。〈歴史〉〈家庭教育〉〈癒し〉なども話題のテーマです。そして江戸川の土手には、それらすべてがあるように思えました。
それで、土手の道の魅力を紹介しながら「は筋力を鍛える以上に精神活動を活発にする」という発見を語りたかったのですが、残念なことに作家や画家のような表現力がありません。だから、歩くたびに蓄積されふくらんでいく体験や観察をひたすら書き連ねました。
結果、われながらあきれるほどの饒舌ぶりです。どうでもいい余談や私事が多く、疎ましく感じられる面もあるかと思います。けれども個人的な記述をすることが本意なのではありません。ひょんなことから身体改造に取り組んだ、日ごろ無口なおとうさんの「土手の上にも10年」は、〈同世代への共感とエール〉また〈若者からの理解の一助〉となりうると考えたのです。
見たこと、感じたこと、考えたこと、話したいことがあまりに多岐にわたるので、便宜上学校の授業になぞらえて章立てし、テーマ別にカテゴリ分けしてみました。
by knaito57
| 2005-02-09 12:23
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Comments(3)
Commented
by
uni_nui at 2005-02-14 17:20
はじめまして、こんにちわ!
偶然、こちらへたどり着きました。
学校から江戸川が、家からは荒川が近いこともあって、
よく土手へ行きます。写真が趣味でもあって、
色々な人や、空や空気を感じに行きます。
これからもじっくりと、
knaito57さんの授業に参加したいと思っています。
よろしくお願いします。
偶然、こちらへたどり着きました。
学校から江戸川が、家からは荒川が近いこともあって、
よく土手へ行きます。写真が趣味でもあって、
色々な人や、空や空気を感じに行きます。
これからもじっくりと、
knaito57さんの授業に参加したいと思っています。
よろしくお願いします。
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こんにちは。コメントをいただいてびっくりしています。実は友人に勧められて始めたものの、仕組みがわからず毎週のように始めから作り直ししている有り様なのです。書きためた文章に最近覚えたデジカメ写真を添えて流し込んでいるだけなのでセンスのないブログになりますが、土手を歩く楽しさだけは伝えられるものに──と思っています。
Commented
by
uni_nui at 2005-02-17 12:56